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庭の花たち

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2010年 09月 16日

アメシロに関して

アメシロについて
http://www.nakaco.com/onbu/ameshiro/ameshiro.htmlのところで調べた
すごい記述で、調査等詳しく 興味ある人は アドレスを書き留めたので 見に行って下さい。
アメシロは全国的に猛威をふるったようだ。
実際のアメリカシロヒトリの駆除は簡単!(引用させていただきました)

(アメシロが好む樹木)
 駆除するには、アメリカシロヒトリがつきやすい樹木をまず見つける。アメリカシロヒトリが好む樹種は簡単にわかる。観察によると、黄緑色をした、大きな葉をもつ、柔らかい木である。
街路樹では、アメリカ楓、プラタナス、ヤナギなど。
公園樹では、サクラ、ウメ、ミズキ、ハナミズキ、クルミ、カシグルミなど。
果樹では、カキ、アンズなど。
農作物では、クワなど。
畑作物では、ダイズ、トウモロコシなど。

(産卵する樹木)
 好む樹木のうちから産卵する樹木を絞ることで、対象とする樹木は少なくなる。最も産卵する樹木は、プラタナス、アメリカ楓、クワ、ヤナギ、サクラなど数種に限られるという。したがって、産卵する樹木に着目して葉を除去すれば、駆除が効果的となる。各家庭では、産卵する木だけを管理し、産卵した葉を除去すればよい。タカバサミで除去しにくい場合、樹木の高さを押さえるなどの方法をとれば薬剤散布の必要(高い樹木の場合、タカバサミで除去できたいため)はなくなる。

(アメリカシロヒトリの生態と駆除)
 アメリカシロヒトリは、生態はつぎのようである(「緑化木・林木の害虫」農林水産省森林総合研究所による)。
①蛹(さなぎ)のアメリカシロヒトリが成虫になる(5月中旬~6月中旬、7月下旬~8月下旬)
②樹木の葉裏に産卵し、ふ化して幼虫になる(約10日)
③孵化した幼虫は巣網をつくり葉肉を食う(5齢幼虫くらいまで。筆者注:ふ化し約25-35日か、長野市の資料では10-12日くらい。)(写真5)
④巣網から抜け出して枝を移動してつぎつぎと葉を暴食する(6齢以降、筆者注:ふ化し約30-49日か、長野市の資料では10-12日を超えると分散する。)(写真6)
⑤木から降りて樹皮の割れ目などに入って蛹となる(7齢、筆者注:ふ化し約35-49日)

                     
                 写真5 巣網の中にかたまっている幼虫
                  
                   写真6 巣網から抜け出し分散する幼虫
 
 ③の時期に観察すると、葉が一枚あるいは数枚、葉脈を残して透けて見える。簡単に発見できる。この状態の時に、ちぎるか、タカバサミで切り取り、踏みつぶせば駆除できる。燃やす必要はない。
 竹竿の先の、油を染みこませた布に火をつけて巣網のついた枝葉をを焼くか、あるいは炎であぶることによっても毛虫を駆除できる。

 ④の状態になり、駆除しようとするのが、薬剤散布である。やむなく薬剤で防除する場合は、巣網を破って散布するか、高圧散布機で下記の薬剤を幼虫発生初期に1-2回散布する。幼虫が巣離れする時期に散布すると効果がある。巣網がない樹木を散布しても無駄である。アメリカシロヒトリの毛虫はいない。

 ⑤丸坊主の樹木があり、近くのアメリカシロヒトリの好む樹木があれば、移動してとりつく。観察して適切な対処をすればこんなことにはならない。

アメリカシロヒトリの総合的な駆除方法はつぎのとおりである。
 ①幼虫をつかまえ踏みつぶす(タカバサミ使用)あるいは炎で焼殺する(焼殺器の使用)
 ②幼虫が成長し、動きが活発になり分散したら、薬剤の散布する(薬剤散布)
 ③成虫をつかまえる(誘引捕獲器の設置、電撃殺虫器の設置)

(樹種の選択)
 また、駆除するのではなく、アメリカシロヒトリが好まない樹木を選択することも有効と考えられる。アメリカシロヒトリが繁殖しにくい街路樹の樹種を検討する。例えば、プラタナスに似ているが、なぜかトウカエデにはつかない(石崎さんによる。額新町で観察した。)。また、石崎さんによると、街路樹の高さを制限し、タカバサミで除去(高さ4m程度か)できるようにするのも一方法であるとことである。

(長野市の対応)
  各自治体の取り組みの中で長野市の対応は薬剤の使用量を少なくし、住民参加で確実な駆除方法を推進している点で注目した。長野市では、ユニークな方法として「焼殺器(しょうさつき)」が推奨されていた。どういうものかを尋ね、実物を送ってもらった。(写真7)に示すように、小さなリンゴくらいの大きさの石綿の塊を鉄製の容器に詰め込んだものである。これを棹の先に取り付けて使用する。石綿に灯油をしみ込ませて火をつけて、これを巣網に近づけて幼虫を火あぶりにするものである。炎が大きくなるようなしかけがしてある。約15分くらい、炎を維持できる。何回も使用できるのが特徴である。3年に1回は石綿を取り替える。地元の鉄工所で作ってもらい、長野市が販売(1,600円/個)している。年間200個くらい需要があるとのことである。電線や電話線を誤って焼いたりするトラブルは無いとのことである。
 他の自治体でも、類似の方法として、棹の先に布を巻き付けてこれに灯油を浸したものに火をつけて焼殺を奨めている例があったが、繰り返し使用できないので不便である。

                アメリカシロヒトリの取り組みが熱心のようなので、長野市の担当者(農政課TEL:026-224-5037オサダさん)にいろいろと教えていただいた。
 他の自治体の取り組みと比較して、長野市の防除の特徴は、
①自己防除を基本にしていること
②防除方法は、焼殺器による防除、被害枝の切り取りを奨めていること
③市が薬剤防除を行うのは、高さが7m以上の位置に巣網が発生して前2つの方法で駆除が困難な場合としていること
などである。参考に添付資料3に「長野市アメリカシロヒトリ防除実施要領」を載せる。

 この方法が金沢で普及するかどうか、わからない。わずかなお金(助成があるので1/4の費用で済む)と業者に任せるので手間がかからない、他の毛虫も同時に駆除してくれるなどの理由から、金沢市で普及することは難しいかもしれない。しかし、薬剤散布による社会全体のリスクを考えて、薬剤散布を必要最小限にするかどうかは、住民の意思次第である。

5.アメリカシロヒトリ駆除を理由に駆除している毒蛾の対策は!

 金沢市の駆除作業では、アメリカシロヒトリ駆除を理由に他の毛虫の駆除も行われている。類似の街で被害をもたらす主な毛虫には、アメリカシロヒトリ、モンクロシャチホコ、オビカレハ、チャドクガ、イラガ、タケノホソクロバ、マツカレハなどである。これらの特徴を表3と図3に示す。

表3   街で人や植物に被害をもたらす主な毛虫


by pc5takahashi | 2010-09-16 01:07 | 日記


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